北陸新幹線W7系の試験走行と北陸本線を走る列車たち
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2月16日(月)  晴れ
 青森と秋田の大雪でJR奥羽本線のダイヤが大混乱。13日の「トワイライトエクスプレス」上り、札幌14:05発大阪行きは25時間遅れで15日14:25大阪に到着。15日の列車は運休になる。この混乱はこの後も続き、15日の上りの「トワイライトエクスプレス」は1時間30分遅れで札幌を出発した。
 通常、富山駅には朝の8時に到着するが、この列車は遅れ10時ごろ富山へ来るはず。9時過ぎに家を出て、常願寺川の鉄橋の見える場所へ向かう。 
  9時半に踏切そばの神社に着いたが、神社の裏にはカメラをの行列が出来ていたため、100mほど離れて農道にカメラを構える。
 9:43 下りの列車(はくたか?)と普通列車の富山行きが北アルプスをバックにすれ違い、9:51 普通列車(直江津行き)、10:06「 はくたか(越後湯沢行き)」、10:10 JR貨物FE81形電気機関車が通過していく。
 9:58に魚津通過の情報が入り、10:13 踏切の鐘が鳴る。鉄橋の上にライトが見えたが車体が白い。金沢行きの「はくたか」 !  
 10:17 ようやく緑の車体が常願寺川の鉄橋をゆっくりと渡って来た。この季節朝の8時では山肌に太陽の光が当たらず、北アルプスの山陰しか見ることが出来ない。東北の雪の影響で列車が遅れたことで、雪化粧した山を背にした姿を映すことが出来た。
 この後、天気が良いので女房と魚津のトンネルの上で行く。新幹線の試験走行を見ながらコンビニ弁当(サンドイッチ他)を食べ、2時間ほどのピクニックとしゃれ込んだ。
 3月14日の営業運転での時刻表を参考に、トンネル(金山谷高架橋)の通過時間を計算してみたが、まだ時刻表に沿った試験運行になっていなかった。
2月19日(木)  曇り/雨
 常願寺川の鉄橋手前、野田踏切傍のカーブで、特急「北越」の撮影を試みる。11時前後に上りと下りの「北越」が通る。
 10:14 沢山のコンテナー車を牽引するJR貨物EF510系の機関車が、このカーブで大きく傾いて通過していく。
        
             
 10:45 上りの「北越2号」金沢行き「上沼垂色」の485系が通過する。
 左にカーブしていくところを、右側の農道(軽トラの荷台)から
 
 11:20 今度は下りの「北越3号」新潟行き。踏切の遮断機の傍からカーブ地点に向け構えた。待望の旧国鉄色の列車がやって来た。
2月21日(土)  晴れ
 久しぶりに天候は晴れ、しかも土曜日。昨日と同じく常願寺川の鉄橋手前、野田踏切に行く。踏切傍の神社裏には多くのカメラマンが集合し、道路に駐車している車も長蛇の列。踏切の一つ西側、カーブの出た所で待つ。
 7:51 トワイライトエクスプレスが通過するが、正面からの朝日により逆光で白っぽくなる。
         
 昼から呉羽山トンネルの西側で新幹線を撮影し、その後呉羽山から立山をバックにW7系を撮影する。
2月22日(日)  曇り/雨
 立山には少し雲が掛っているが、昨日よりすっきりと見える。立山をバックに、北陸本線で富山以西の列車を撮りたくて軽トラで呉羽から小杉の線路沿いを走ってみる。北陸本線を跨ぐ高架橋が少し邪魔になるが射水市との境、願海寺の踏切の傍から撮影することにする。        
             
 L特急「しらさぎ6号」と特急「サンダーバード16号」、共に683系4000番台の車両。
 違いは側面のラインの色とロゴ、あとはパンダグラフの形?
    
 デカ目ライトの475系と521系の普通列車
   
  
 
軽トラで裏道を走っていて、呉羽駅の裏で見つけた  
              真っ赤な除雪車
2月24日(火)  曇り
 いつもと違った場所から新幹線を撮ろうと、魚津市金山谷の松倉高架橋の反対側(魚津市湯上)へ行く。高架下に駐車スペースもあるが、そこからカメラを構えても新幹線の屋根すら見ることが出来ない。
 トンネルの右側の斜面をカメラを背負い、木の枝をつかみながらトンネルの高さ(約15m)位まで登ると、そこからは高架橋全体を見渡せる絶好のアングルが広がる。緩くカーブする高架橋の先には上野側の撮影ポイントも見ることが出来る。
 9:41 新幹線は早月川付近で北陸自動車道の上を超え高架橋は高さを増すので、この場所からでもヘッドライトの光を確認する事が出来る。その後20秒ほどすると、トンネルから新幹線(W7編成)が飛び出してきた。
 撮影後、トンネルの上の平な場所で休憩していると、テレビ局(富山テレビ?)のカメラマンが大きなカメラと三脚を一人で担ぎ斜面を登って来て、さっきまで私が居た場所にカメラをセット、次の列車が来るまで待機
 次の列車の時間が近づき、トンネルの壁に近い場所でカメラを構える。
 10:32 今まで記録した試験走行の時刻通りに、上りの列車(W9編成)が通過して行った。  
 この撮影場所、トンネルの上には手摺やフェンスが設置され、階段で最上部まで行くことも出来る。車を停めた所から一番高い所までの高低差は30mほどあると思われ、正面には滑川方向の工場群が一望できる。
             
 後日、この場所に行くとトンネルの上に動くものが3頭、
  ニホンカモシカも新幹線に興味があるようだ?
 この後、今まで居たトンネルの反対側、3Kmほど離れた魚津市石垣新に行く。トンネルの上には遊歩道が造成され、最後の仕上げの工事が行われている。
 トンネルから出た新幹線は橋梁を約1.5Km、片貝川を超え次のトンネルまで直線で進む。トンネルの真上から狙うとフェンスと架線が掛かり、上りと下りで狙うポイントが難しい。
3月05日(木)  曇り/雪
 魚津市の松倉高架橋が見える上野側の高台先端から、その斜面を下りる道が有ること教えてもらったので、高架橋の高さまで降りてみることにした。 そこは新幹線をほぼ真横から観る事ができるので、広角レンズ(EF17-40 F4L)を使い先頭車両の鼻の長い横顔から最終車両まで全体の撮影を試みた。また、EOS7DUでは画角が狭いのでEOS6Dを使うことにした。
 しかし、6Dの撮影速度は4.5コマ/秒と遅く、1秒に72m進む新幹線の横顔をタイミング良く捕まえきれない。

 11時から13時過ぎまで約2時間で、上り2本、下り3本の列車を撮影したが、途中から雲行きが怪しくなり雪も降り出した。
 
カメラにカバーやタオルを巻き、雪の中を疾走する新幹線を撮影することになったが、徐々に雪が強くなりカメラとレンズをかばい早々に撤退した。
ラストラン lastran  
3月12日(木)  雪/曇り
 2日前から北日本の日本海側は大荒れの天候。「トワイライトエクスプレス」は2日間(10日、11日の上下4本が)運休し、乗車予定に人をがっかりさせた。今日天候が回復しラストランとなった。
 ニュースで大阪を定刻に出発したことを確認し、ラストランを撮ろうと、今まで気になっていた場所に行ってみた。

 
北陸本線は早月川を渡り魚津市に入ると、富山地方鉄道の本線と交差し、すぐ傍には遊園地「ミラージュランド」が有る。
 海側からは北陸本線の列車を立山連峰を背景に撮影できるが、今日は雲で隠れ見えない。
 今回は北陸本線の反対側に回り、遊園地の大観覧車を入れて撮影した。
3月13日(金) 雨 /曇り
 明日、北陸新幹線が開業し金沢以北の北陸本線を走る特急列車は、今日で運転が取りやめられる。また、7:47に幕田踏切(富山市浜黒崎)を通過した糸魚川発金沢行きのデカメライトの475系電車も、今日ラストランをむかえた。(金沢駅で"ありがとうイベント")
 475系の普通列車は、国鉄色の車両と白地に青の帯の車両を連結した6両編成。運転席を見ると、女性の運転手が乗務している。
幕田踏切(富山市浜黒崎)
 昨日札幌を14時に出発した「トワイライトエクスプレス」は、沿線でカメラを構える多くのカメラマンに見送られ、7:52に幕田踏切をゆっくりとしたスピードで通り過ぎて行った。12:55ごろに大阪駅に到着し、平成元年から26年間の歴史に幕を降ろした。
野田踏切(富山市野田)
 10:54 上り:北越2号(5分遅れて通過)金沢行き
 485系北越も金沢18:54発新潟(22:33着)行きがラストランになる。
 
 11:00 下り:はくたか9号越後湯沢(12:55着)行き
 
 11:06 JR貨物 北斗星色のEF510-502 電気機関車が通過 
 
 11:20 上り:はくたか4号 金沢行き
 
 11:22 下り:北越3号 新潟(14:19着)行き
 
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