観光列車「べるもんた」                  
JRの城端線と氷見線には、観光列車が走っている。 
高岡を起点に、山側と海側に伸びるJRの城端線と氷見線。このエリアの特徴である
「美しい山と海」をフランス語でベル・モンターニュ・
エ・メール〈Belles montagnes et mer〉と言い、その列車の
愛称は「べるもんた」  

Belles montagnes et mer ベル・モンターニュ・エ・メール
・JR 城端線
 城下町高岡から山側に、北陸新幹線と交差する新高岡駅を経て、散居村とチューリップ栽培で有名な砺波平野を走り、越中の小京都の城端を結びます。路線距離は29.9km、駅数14駅、あいの風富山鉄道線(旧北陸線)の高岡駅から分岐するJRのローカル線です。
 2016年1月10日(日)、暖冬で雪のない正月、天候は曇り時々雨。「べるもんた」に合わせ、城端線沿線を車で走ってみた。
 
高岡市上黒田  高岡スポーツコア近く 
 新高岡駅から二塚駅へ向かう「キハ40系」
2両目はラッピング列車の「南砺車両」

高岡市上黒田  高岡スポーツコア近く
 新高岡駅を出て城端へ向かう「べるもんた」
日曜日、高岡〜城端駅間を1日2往復する。
高岡市上黒田  高岡スポーツコア近く
 二塚駅から新高岡駅に向かうラッピング列車の「高岡車両」。高岡を元気にするプロジェクトの「あみたん娘」も描かれている。
南砺市大塚 東海北陸自動車道福光IC近く 
 城端駅を出発し、薄っすらと雪化粧した赤祖父山を背にして「べるもんた」がやって来る。
南砺市天池 東海北陸自動車道福光IC北側 
 福光駅を出て城端へ向かう「忍者ハットリくん」のラッピング列車。
南砺市大池 東海北陸自動車道福光IC北側
 「忍者ハットリくん」の列車が通過して10分ほど後に、真新しい観光列車「べるもんた」がやって来た。  
    
2月7日(日) 曇り/晴れ  城端発14:14の「べるもんた」に乗車する。
 新高岡駅に車を停め、高岡駅を12:52に出る「べるもんた」の一つ前の普通列車で城端へ向かう。福光駅を過ぎると窓の外の景色が、一面の銀世界に変わった。
    
 13:30 城端駅に到着し10分ほどすると、濃い緑に金色のラインの「キハ40」、「べるもんた」が2番線に入ってくる。乗客がホームに降りると、乗車記念の写真撮影会が始まった。
   
 並んで停車していた先の普通列車が出て行くと「べるもんた」の車体横に、車窓から見える山と海をイメージしたロゴマークが顔を出した。
   
 14:14 「べるもんた」は城端駅を出発。車内は伝統工芸の「井波彫刻」や「高岡銅器」などの装飾が施され、金色の窓脇から見える雪化粧した山々が砺波野の散居村の景色と相まって美しく、贅沢なひと時を楽しんだ。
   
 
・JR 氷見線
 JR氷見線は、城下町高岡から富山湾に向かい、海の幸豊富な氷見へと走る路線距離16.5km、8駅のローカル線です。高岡駅を出て左にカーブし住宅街が続く。このエリアには前田利長が築いた高岡城の跡地として整備された高岡古城公園や、市役所・美術館・高等学校など、高岡の主要施設がある。国道8号線の高架をくぐり住宅街を過ぎると、伏木までは工場地帯を走る。越中国分駅でて雨晴トンネルを抜けると富山湾に出と、車窓からは富山湾越しに広がる雄大な立山連峰を見ることが出来る。
高岡市太田  雨晴駅から約1km R415沿い 
 雨晴駅を出て国分駅へ向かう「忍者ハットリくん」列車の新車両  沖には「女岩」が
高岡市太田  雨晴駅裏の砂浜より
 雨晴海岸を走る「忍者ハットリくん」列車
左から「女岩」、奥には「男岩」、氷見線沿いに「義経岩」がある。
  
高岡市伏木国分 雨晴からR415がトンネル
 に入る手前を左へ
「忍者ハットリくん」の作者、藤子不二雄A氏は氷見市出身 
  2016年1月16日(土)、小雨の降るなか午後から氷見線を走る観光列車「べるもんた」を撮りに、雨晴海岸へ出掛ける。
越中国分駅を出て雨晴トンネルを抜けると、富山湾に出る 
    
 「べるもんた」は男岩・女岩を見ながら、源義経と武蔵坊弁慶が雨宿りをしたとされる義経岩のそばを通り、海岸線を雨晴駅へと向かう。 
 女岩が見える場所で「べるもんた」が停車。氷見線は高岡と氷見を約30分で走るところ、「べるもんた」は約倍の時間をかけ運転される。
雨晴海岸   海の上に浮かぶ立山連峰
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