悠々いみず蕎麦の会・四国/南紀旅行

    2015年 10月28日~11月1日  
 
 昨年に続き悠々いみず蕎麦の会、男ばかり8名での四国と南紀の旅行。10月28日(木)21:50、10人乗りのレンタカーで富山を出発し交替で運転。瀬戸大橋経由で四国に入り、香川、愛媛、高知、徳島県を周り、フェリーで和歌山県に渡り紀伊半島を一周。11月1日に富山へ戻る、走行距離2,000Kmの旅行。
その土地の歴史や風土、美しい景色、美味い食材やお酒をいただき、3泊4日の旅を満喫した。
  
 1日目 10月29日(木) 晴れ     走行距離:760Km
稲積(28日 21:50)・・小杉IC・・(北陸自動車道)・・(名神自動車)・・(中国自動車道)・・(山陽自動車道)・・(瀬戸中自動車央道)・・与島PA(5:10)休憩(6:35)・・(高松自動車道)・・善通寺IC・・琴平町(7:00)こんぴらさん参り(9:20)・・丸亀「うどん綿谷」(9:50)朝食(10:15)・・(高松自動車道)・・(松山自動車道道)・・高松IC・・「松山城」(12:40)・・「坂の上の雲ミュージアム」(13:30)・・道後温泉「椿亭・本館」(15:15)

 瀬戸大橋に中ほどにある与島PAで休憩仮眠を取り、夜が明けるのを待って四国に入る。7:00 善通寺ICを出て、琴平駅パーキングに駐車。こんぴらさんの表参道を進むと、すぐに本宮までの786-1段の石段が始まる。
 石段を登り始めて30分余りで 本宮に到着、お参りをし御朱印を頂く。

 9:50 丸亀まで戻り「面処 綿谷」で遅めの朝食、肉うどんを頂き、高松自動車道・松山自動車道を乗継、松山城に向かう。

 12:40 松山城に到着、本丸は標高132mの城山(勝山)にあり、ロープウエイで長者ヶ原(山頂駅)まで登り、10分ほどで「天守」入口に到着する。天守閣からは松山市内が一望できる。松山城を下り、司馬遼太郎原作「坂の上の雲」がテーマのミュージアムを見学する。

 15:15 少し早いが今日の宿、道後温泉「椿亭・本館」へ
 瀬戸中央道の与島PAで仮眠をとる
6:15 東の空が
 明るくなってくる
 表参道入口から30分余りで本宮に到着
   785段
 奥社・厳魂神社には
   4人が参拝
    1,368段
丸亀市内
 面処 綿谷の
   肉うどん
 松山城にて
こんぴらさん 海上交通の守り神として信仰されており、漁師、船員など海事関係者の崇敬を集める。時代を超えた海上武人の信仰も篤く、戦前の大日本帝国海軍の慰霊祭だけではなく、戦後の朝鮮戦争における海上保安庁の掃海殉職者慰霊祭も毎年、金刀比羅宮で開かれる。
松山城 松山市の中心部、勝山(城山)山頂に本丸、西南麓に二之丸と三之丸を構える平山城である。日本三大平山城にも数えられる。山頂の本壇にある天守は、日本の12箇所に現存する天守の一つである。1933年ごろまでは、本丸部分には40棟の建造物が現存していたが、1949年までに19棟が火災により失われ、現存建築は21棟にまで減少した。
「坂の上の雲」
  ニュージアム
松山市出身の秋山好古・真之兄弟、正岡子規の3人が主人公となっている司馬遼太郎の長編歴史小説、『坂の上の雲』を軸としたまちづくりの中心を担う施設で、平成19年に松山市内の中心部、松山城を頂く城山の南裾に開館した。
    
 2日目 10月30日(金) 晴れ     走行距離:380Km
道後温泉「椿亭・本館」(8:00)・・問屋町・石丸商店(8:25)・・(松山自動車道)・・(高知自動車道)・・高知・桂浜(11:10)昼食(13:00)・・祖谷そば・もみじ亭(14:15)・・大歩危(14:50)・・祖谷のかずら橋(15:10)・・(徳島自動車道)・・徳島アルファホテル(18:30)
 5:50 朝食前に「道後温泉本館」へ出掛ける。

 8:00 宿を出て、道後温泉本館前で記念写真を撮り、土産のシラスを買うため、仲居さんに聞いた「石丸商店」へ。500gずつ袋詰めしてもらい、まとめてクール便で送ってもらう。

 ここから170Km、高速(松山・高知自動車道)で高知・桂浜へ。11:10 約2時間で桂浜に到着、公園駐車場に停め坂本龍馬像の所へ。意外と大きい龍馬像は台座を含め13.3mあり、毎年11月の誕生祭前後には像の横に特設の展望台が設けられ、龍馬の目線で太平洋を見ることが出来る。高知の名産「鰹のたたき」がのった「龍馬ラーメン」を食べ、13:00 祖谷のかずら橋に向かう。
 14:15 距離80Km高速と下道で1時間余りで、大歩危峡に建つ祖谷そばの「もみじ亭」に到着し、温かいそばを頂いたが、麺はいま一つ! 汁は鰹だしの効いた甘め。    
 
 15:15 R32から東へヤク10Km、20分ほどで「祖谷のかずら橋」に到着する。駐車場から土産物を売る売店を抜け、祖谷川沿いに坂を下りると車も通れる大きな橋の奥に、つる性植物のシラクチカズラで作られた吊橋「かずら橋」が見えてくる。
 道後温泉
   本館前にて
 桂浜・坂本龍馬像
 桂浜へ降りる
 祖谷そばのもみ
  じ亭と大歩危峡
 祖谷のかずら橋 高さは14m、足元から下を見ると谷底が見え、おもわず腰が引ける。
 かずら橋から大歩危峡に戻り、R32を北へ走り三好市池田町から徳島自動車道にのる。
日が沈み18:30 徳島アルファーホテルにに到着する。夜は、徳島の阿波尾鶏専門店「一鴻」で鶏料理と四国各県のお酒を頂いた。
 
坂本龍馬像 高知県の青年有志が募金活動を行い昭和3年5月、除幕式を行い姿を現した龍馬像。和服姿に懐手,ブーツ姿の龍馬は,はるか太平洋の彼方を見つめています。像の高さは5.3m,台座を含めた総高は13.5m。毎年龍馬の誕生日であり命日でもある11月15日を挟み,約2カ月間,龍馬像の横に展望台を設置し,龍馬と同じ目線で太平洋を眺めることができる。
祖谷のかずら橋 (国指定重要有形民俗文化財). 平家一族の哀話を秘める、秘境“祖谷” にあるかずら橋。シラクチカズラ(重さ約5トン)で作られたもので、長さ45m・幅2m・水面 上14m。 昔は深山渓谷地帯の唯一の交通施設であった。3年毎に架替えが行われる。
    
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 3日目 10月31日(土) 晴れ  走行距離:302Km(含むフェリー54Km)
徳島アルファホテル(7:45)・・鳴門・うず潮観光船乗り場(8:30)うず潮観光(9:35)・・徳島港フェリーターミナル(10:20)乗船(11:00)・・(南海フェリー))・・和歌山港(13:10)・・和歌山ラーメン丸三(13:25)昼食(14:00)・・紀三井寺(14:10)参詣(14:45)・・潮岬(17:00))・・橋杭岩(17:25)・・勝浦漁港(18:20)・・ホテル中の島(18:35)
 7:45 ホテルを出て、鳴門海峡に面した観潮船の乗り場へ向かう。9:00 発の観潮船「わんたーなると」で鳴門大橋の下まで行き、30分間ほどのうず潮観光を楽しむ。

 11:00 発の和歌山行きのフェリーに間に合うよう、徳島港の海南フェリーターミナルへ向かう。10:20 ターミナルに着き乗船手続きを行い、10:45 車に乗ったままフェリーに乗船、11:00 徳島港を出向する。和歌山港に到着するまで、海上からの景色を見たり、この後の予定を話し合い過ごす。
 
 13:00 和歌山港に到着し、食べログで調べたラーメン店「丸三」に直行する。有名店だけあって駐車場は満車、店の前にも列が出来ていた。それでも20分ほど待ちで「特製(チャーシュー)大盛り」を頂く。少々コッテリ系で、まずまずの味!

 14:10 和歌山市内の西国三十三所第2番札所の「紀三井寺」に立ち寄りお参りする。参道から231段の石段があり、境内からは和歌浦湾が一望できる。
 うず潮観潮船
  ワンダーなると
 30分のうず潮観光 鳴門大橋の下へ
 大きく口を開ける
  フェリーの船首
 紀三井寺の参道
  急な石段が続く
 予定になかったが、潮岬で夕日を見る。
 勝浦港から渡し船で中の島に渡る

 紀三井寺を出て海南東ICから阪和自動車道、湯浅御坊道路を乗継ぎ、紀伊田辺から海岸線のR42(熊野街道)を串本に向け走る。16:45頃、串本の手前で夕日が雲の間から顔を出しオレンジ色に輝いて見えたので、太平洋に沈む夕日を見ようと潮岬へ立ち寄ることになる。水平線の近くは雲が厚かったため日の入りを確認できなかったが、本州最南端まで立ち寄ることが出来た。
 勝浦までの途中、橋杭岩のライトアップも見て、18:20 勝浦漁港に到着し、観光桟橋から出ている「ホテル中の島」専用の渡し船で湾内の島に渡る。
 
鳴門の渦潮

鳴門海峡は、本州と四国の間にある瀬戸内海と太平洋とを結ぶ海峡の一つで、幅が約1.3km。潮汐により1日に2回、大量の海水が瀬戸内海に流れ込み、また同様に1日に2回瀬戸内海から流れ出す。瀬戸内海と太平洋の水位差は最高で1.5mにも及ぶ。海峡の幅が狭いことに加え、海底の複雑な地形も影響し、潮流は13 - 15km/hの速度で流れる。大潮の時には20km/hに達することもある。この潮流の速度は日本で一番速く、「世界三大潮流」にも数えられることもある。この早い潮流と、海峡両岸に近い穏やかな流れの境目において、渦が発生する。

紀三井寺 寺号は詳しくは紀三井山金剛宝寺護国院と称し、宗教法人としての公称は「護国院」であるが、古くから「紀三井寺」の名で知られる。宗派はもと真言宗山階派に属したが、1948年に独立して救世観音宗総本山を名乗り、山内子院6ヶ寺および末寺14ヶ寺を包括する。境内は関西一の早咲き桜として知られており、観桜の名所として名高く、日本さくら名所100選にも選ばれている。
    
 4日目 11月01日(日) 晴れ/曇り    走行距離:550Km
ホテル中の島(8:30)・・勝浦漁港・・熊野古道・大門坂(8:55)・・熊野那智大社(9:30)青岸渡寺・・三重の塔(9:45)・・那智大瀧(10:15)・・R42(熊野街道)・・熊野尾鷲道路・・尾鷲北IC(11:40)・・(伊勢自動車道)・・安濃SA(12:40)・・(新名神自動車道)・・(名神自動車道)・・(北陸自動車道)・・小杉IC・・稲積(18:50)
 旅行の最終日、海に面した露天風呂に入り、ゆったりとした時間を過ごした。いつもより遅めの出発、荷物をまとめ 8:30 渡し船で車に戻り、熊野那智大社に向かう。
 8:55 大門坂入口で運転役の二人と別れ、残り6人は大門坂(熊野古道)を歩いて登る。急登の階段に息が上がる。それでも30分余りで那智大社に到着し、那智大社・青岸渡寺にお参りする。運転の二人は那智の滝の飛流神社近くに駐車し、那智大社で合流した。

 10:30 最後に参拝した飛龍神社をあとにする。熊野街道沿いの道の駅(七里御浜ウミガメふれあいパーク)で、お土産にみかんを仕入れ、伊勢自動車道を通り新名神を経由して米原周りで、18:50 約8時間かけ富山に戻る。
   
 中の島の海に
  面した露天風呂
 ホテルの前から
  渡し船が出る。
 熊野古道・大門坂
  から登る
 30分余りで熊野
  那智大社に到着
 那智山青岸渡寺と那智大瀧の飛瀧神社に参り、悠々いみずそばの会の旅行を終える。
熊野那智大社

熊野三山の一つ。熊野夫須美大神を主祭神とする。かつては那智神社、熊野夫須美神社、熊野那智神社などと名乗っていた。また、熊野十二所権現や十三所権現、那智山権現ともいう。熊野那智大社の社殿および境内地は、ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の構成資産の一部になっている。現在は山の上に社殿があるものの、後述のように元来は那智滝に社殿があり滝の神を祀ったものだと考えられる。

青岸渡寺

天台宗の寺院。西国三十三所第一番札所。山号は那智山。本尊は如意輪観世音菩薩。本堂および宝篋印塔は国の重要文化財。ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部になっている。中世から近世にかけて、隣接する熊野那智大社とともに神仏習合の修験道場であり、如意輪堂と称されたその堂舎は、那智執行に代表される社家や那智一山の造営・修造を担う本願などの拠点であった。

    
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