悠々いみず蕎麦の会・九州旅行

    2014年 10月03日〜06日  
 
 3月から蕎麦道場に通い始め、「悠々いみず蕎麦の会」の旅行に参加する。3泊4日、男ばかり9名の九州旅行。温泉や名所旧跡、九州ならではの食材や味覚、そしてお酒を楽しみ。日常を忘れ旅を満喫する。

  
 1日目 10月03日(金) 晴れ
   富山 6:12 JRサンダーバード6号 新大阪 9:45 JRのぞみ9号 12:14
   博多 13:00 レンタカー・・ 13:40 大宰府天満宮 15:00 ・・ 16:40 九重
   夢の大吊橋 17:15 ・・17:50 黒川温泉

 朝一番の特急で富山を発ち約6時間、丁度お昼に博多に到着する。博多に来たからには博多ラーメンをと、筑紫口横のラーメン店で豚骨ラーメンを、替え玉(100円)をも追加し初日から満腹状態。
 5分ほど歩き、予約してあった10人乗りのレンタカー(ハイエース)を受取り、九州自動車道で大宰府へ向かう。大宰府天満宮横の駐車場に停め、案内所でボランティアのガイドを依頼し、説明を聞きながら約1時間の見学となる。参拝の記念にと、御朱印帳(梅紋)を買い御朱印を頂いた。

 九州道から大分道を通り、黒川温泉への途中、九重“夢”大吊橋に立ち寄る。九重の観光の目玉として、総工費20億円と2年半の歳月をかけ、2006年10月(8年前)に完成した大吊橋。橋からは轟音を立て流れ落ちる「震動の滝(雄滝、雌滝)を見ることが出来る。
   今までの入場者数から計算しても、総工費20億円は安いもの!

 博多ラーメン
   替え玉も追加
 大宰府天満宮 
  ボランティアガ
 イドの説明を依頼 
 記念に梅の御紋の
  御朱印帳を買う
   頂いた御朱印
 九重 夢大吊橋
 日本一の人道大吊橋
 長さ390m高さ173m
 橋からは震動の滝を
  見ることが出来る。
 料理と癒しの風呂
  竹林の湯は少々
       ぬるめ

 途中やまなみハイウエイを走り、標高1,333mの牧ノ戸峠を過ぎると、夢大吊橋から30分ほどで黒川温泉に到着する。黒川温泉は、瀬の本高原から流れる筑後川の源流の川沿いに、30軒ほどの温泉旅館が連なる山間の温泉。泊った宿は「湯峡の響き“優彩”」、テレビ番組でも紹介され、訪れたい湯宿にも選ばれたの宿だ。

 風呂に入り今日の移動の疲れを取り、美味しいお酒を飲みながら楽しくひと時を過ごした。夕食のあとは屋上での天体観測会。月の光が強いため天の川を見ることは出来なかったが、学芸員の話を聞きながら天体の不思議に触れることが出来た。

  
 2日目 10月04日(土) 晴れ
   黒川温泉 8:30・・10:00 高千穂峡 ・・11:00 高千穂神社・・ 11:30
   国見ヶ丘・・ 12:45 そば処 ほうずき 13:30 ・・ 14:00 阿蘇山・・
   14:10 草千里・・15:50 熊本城 ・・17:30 R&Bホテル熊本下通

 黒川温泉からは、やまなみハイウエイを南に走り高千穂峡までをカーナビに従い阿蘇山の東側、山林の中の道を最短ルートで走る。

 高千穂峡に10時頃到着し、峡谷に沿った遊歩道を、神話に由来する岩や日本の滝100選にも選ばれた真名井の滝などをみてわる。次に高千穂神社にお参りし、大宰府天満宮で買った御朱印帳に2つ目の御朱印を頂いた。
 
 高千穂峡
  真名井の滝 
 高千穂郷八十八社
  の総社・高千穂神社
 国見ヶ丘からの眺め
  
 標高513m国見ヶ丘
 刈干切唄の発祥の地
 昼食は南阿蘇のそば
  「そば処 ほおずき」
  ざるの大盛りを頂く 
 阿蘇山は火山規制に
 よりロープウエイも
 運休
 草千里と
  烏帽子山(1,337m)
 
 熊本城天守閣 大小
  2つの天守からなり
 どっしりと構える
 復元された本丸御殿
  大広間の障壁画

 15分ほど車を走らせ、神武天皇の孫・建磐竜命(タテイワタツノミコト)が、九州統治の際に立ち寄って国見をしたという伝説の丘、国見ヶ丘に向かう。標高513mの丘からは東に高千穂の山々や町並み棚田の風景、西には阿蘇の外輪山を望める。また、ここは正調刈干切唄の発祥の地でもあった。

 お昼は蕎麦の会の旅行らしく、阿蘇山の登り口近くの南阿蘇「そば処 ほおずき」で、ざるそばの大盛りと季節の天ぷらを頂く。店の名の通り店内には大きな房のほおずきが飾られ、素朴で落ちついた店になっている。蕎麦の風味はそんなに強くないが、均一で細く喉越しが良い。
 昼食の後、阿蘇山に向かう。ロープウェイ駅駐車場で車から降りると硫黄の臭いが鼻をつく。現在、噴火警戒レベル2になっていて、火口周辺1Kmは立入り禁止、そのためロープウェーも運休している。仕方なく草千里の方向に車を走らせ、次の目的地の熊本城へ向かう。

 熊本に近づくにつれ車は混雑し、所々渋滞も発生している。それでも1時間半ほどで熊本城に到着、4時前に熊本城公園の駐車場に入る。3回目の熊本城だが、やっぱり大きい。入場料は500円、しかし、きのう黒川温泉の旅館組合でもらった「よかばい熊本パス」。その裏に2枚のクーポン券、1枚で熊本城の入場が只に。天守閣と復元され平成20年から一般公開された本丸御殿を、約1時間半かけ見学する。

 その後、ホテルにチェックインし熊本の繁華街に繰出す。夕食は予約しておいた馬肉料理店の「むつ五郎」。熊本の酒を飲みながら、馬刺しを始め頭から尾まで様々な部位の馬肉料理を楽しんだ。

 
 3日目 10月05日(日) 雨
   熊本 8:00 ・・9:30 人吉駅 ・・11:35 知覧平和公園 ・・武家屋敷 14:20
   ・・14:55 池田湖・・開聞岳・・15:30 指宿温泉

 台風18号が九州に接近し、鹿児島の大隅半島の東を夕方通過の予報。ホテルを8:00 に出発し鹿児島県との境、人吉駅に向かう。九州自動車道を南下するに連れ雨が降りだし、人吉駅に着いた頃には傘が必要になってくる。人吉駅でSLや七つ星が見れると誰が言ったのか? 期待していたが空振り。駅前で昼食用に弁当を引換え、早々に次の目的地、知覧特攻平和記念会館に向かう。

 九州自動車道から指宿スカイラインへ入り、県道25号線で山越えし、11:35 知覧平和公園の駐車場に到着する。駐車場そばのJAの食堂でビールと鹿児島の名産 さつま揚げなどをとり、人吉で引換えた弁当(あゆ寿司or栗ごはん)を頂く。その後、特攻平和会館を見学、大戦末期の沖縄戦で特攻という史上類のない作戦で、敵艦に体当たり攻撃した陸軍特攻隊員の遺品や資料を見て目頭をあつくした。次に武家屋敷を見学し、14:20 池田湖と開聞岳に向け知覧を出発する。

 進むにつれ風雨が強くなり、池田湖に着いた頃には雨風で車から降りず、トイレ休憩だけで通過、開聞岳も車窓から姿を見るだけとなった。15:30 指宿温泉(海上ホテル)に着いたが、台風接近で風雨強まりロビーから見る鹿児島湾は大荒れ。お目当ての砂風呂も入ることが出来ない。
 10月5日台風18号が
  鹿児島に接近し、
 風雨が強まる。
 JR九州/人吉駅 
  観光列車SL人吉や
 いさぶろう合の発着駅
 知念特攻平和会館
  特攻隊員の遺品や
 関係資料の展示を見学
 池田湖と開聞岳
  風雨が強く車窓か
 らの観光となった 
 海は大荒れ
  防波堤に波が打ち
  付ける
 

 4日目 10月06日(月) 晴れ
   指宿温泉 7:00 ・・9:00 鹿児島中央駅 9:20 鹿児島市内と桜島観光・・
   13:10 鹿児島中央 14:42 JRさくら560・・ 18:45 新大阪 19:31
   JRサンダーバード41号・・23:20 富山

  鹿児島市内と桜島観光
   鹿児島中央駅G・・照国神社・・西郷隆盛像・・城山展望所・・
   仙巌園・
(フェリー)・桜島/湯之平展望所・(フェリー)・鹿児島中央駅


 台風18号が過ぎ去り穏やかな天候。鹿児島中央駅から出発する定期観光バスの時間に合わせ、指宿温泉を7:00 に出発する。海岸沿いのR226を通り鹿児島市街へ向かう。途中、JX日鉱日石の喜入基地(石油備蓄基地)に並ぶタンク数との大きさに驚く。丁度、通勤ラッシュとも重なり鹿児島中央駅までの距離約50Kmに、2時間かかり
9:00に到着、レンタカーを急いで返し鹿児島市内観光と桜島観光のバスに乗り込んだ。
 車窓から鹿児島市の総氏神さま、島津斉彬公を祀る照国神社、維新の三傑 西郷隆盛像を見たのち城山へ上り、展望所からの眺望を楽しんだ。正面に錦江湾越しの桜島、鹿児島市街地、南には開聞岳までも見ることができた。次に島津家の別邸 仙巌園を見学する。桜島を築山に錦江湾を池に見立てた景色と広大な庭園に驚かされた。
 
 鹿児島中央駅に9時に
 到着。レンタカーを返
 却し何とか観光バスの
 時間に間に合う。
 西郷隆盛像と城山展望
  所から見た桜島
 島津家の別邸「仙巌園」
  錦江湾を池に、
 桜島を築山に見立てた
 広大な庭園
 桜島フェリーで錦江
  湾を渡り桜島へ
 フェリーから見た
  開聞岳
 桜島の4合目「湯之平
  展望台(373m)」
 山腹斜面の浸食防止
  の工事が進む
 桜島湯之平展望所から
  みる開聞岳と
 霧島連山の方向
 

 小一時間ほど見学の後、鹿児島フェリー埠頭からバスごと桜島に渡り、バスで山道を上った先、桜島の4合目にある湯之平展望台に到着する。展望台からは360°の絶景。正面には北岳の荒々しく崩れ落ちた山肌、錦江湾を挟んで西側には鹿児島市の町並みが広がり、北には霧島連山、南には開聞岳も霞んでみることが出来た。

 鹿児島中央駅に戻り、駅構内のグルメ横丁「大山」、鹿児島の黒豚の丼とカツがセットになった郷土料理?「ずんばい膳」を頂き、4日間の九州旅行を締めくくった。後は列車を乗継ぎ富山まで帰るだけだが、新大阪までの九州新幹線「さくら560号」の中、駅で買った焼酎で宴会が始まり最後まで楽しく飲み、また、多いに見分を広げた楽しい九州の旅となった。
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