2014年 11月 5日(水) 晴れ
   大辻山 (1,361m) 

  朝前のウオーキング、雲ひとつない東の空に浮かぶ立山や剣岳の姿を見て、急遽山へ行く事にした。9時過ぎに家を出て、最初は尖山へと思ったが、
  少し足を延ばし大辻山へ向かう事にした。前回、大辻山に登ったのが2011年8月(3年ぶり)、そして今日は平日、どれほどの人が登っているか
  心配になる。

  県道立山公園線を雄山神社の手前で右折し、林道大辻山線を約7Km(立山少年自然の家を過ぎて4Km)、10:20 長尾峠の駐車場に到着する。
  駐車場に金沢ナンバーと富山ナンバーの2台、とりあえず独りでは無いことに、少し気がやすまる。

  
〈行程〉

 長尾峠駐車場(10:30)・・・大辻山本道登山口(10:37)・・・奥長尾山(10:53)・・・北尾根の分岐(11:45)・・・大辻山(12:05)休憩/昼食(13:05)
 ・・・尾根分岐(13:19)・・・奥長尾山(14:02)・・・長尾山分岐(14:11)・・・長尾山(14:20)・・・長尾峠駐車場(14:30)

 東の空が白み始め、立山や剱岳の山並みが切り絵のように浮び上がり、少しずつ手前の山も見えてくる。
 林道大辻山線の途中案内板が有り、林道と林道から見える立山周辺の山々が詳しく載っている。

 峠(標高925m)の駐車スペースに車を停め、靴を履き替えて林道を奥に進むと右側に大辻山本道登山口の標識が有り、丸太で縁取られた急な階段が長尾山への分岐(2)まで続き、左折して大辻山に向かう。
 登山道には少年自然の家が設置した数字を書いたオレンジ色の標識が有り、頂上の手前の(11)まで続く。木の根っこが張出した急登も有り、休みながらゆっくりと登る。(9)の北尾根ルートとの分岐(標高1,230m)までの標高差300mに約70分、残りは標高差130mの北尾根を20分ほどで登ることになる。
長尾山の入口の前に駐車場が有り、数台の駐車スペースがあり、そこから林道を徒歩で10分ほどの所に大辻山本道登山口がある。
(3)奥長尾山(1,025m)、(4)を過ぎると急登が始まり、(5)カンバ平で休憩を取る。
ロープがある急登を登ると、(9)北尾根との分岐に出る。少し登ると北側が開け、富山平野、氷見海岸まで見ることが出来た
(10)の標識を過ぎると、一昨日降ったのだろう、日陰に雪を見ることが出来た。
登山口から約90分で山頂に到着、先月登った大日岳と白く雪化粧した剣岳が目に飛び込んできた。
 猫又山の右には、雪化粧した後立山連峰の白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳、弥陀ヶ原も所々雪に覆われ、谷から流れ落ちる称名滝も見える。
 山を見ながらラーメンやおにぎりを食べ、1時間ほど休憩し下山する。帰りは長尾山経由で帰る。


 行き帰りや山頂で出会った人は、少なくても20人ほど。下山し長尾峠の駐車場に着いた時、停まっている車は2台しか無い。どう見ても他に駐車スペースがあるはずと思い林道を奥に進むと、今まで気が付かなかったが大辻山本道登山口を30mほど過ぎたカーブの陰に駐車スペースが有り、数台の車が停まっているのを発見した。
 
 大辻山からの帰り道、東側の山が夕日で照らされ、層ヶ岳あたりの上には薄っすらとした月が浮かんでいた。夜9時頃外に出ると、雲ひとつない空に大きく明るい月が浮かび、少し欠けた月の姿に趣を感じた。   (月齢は12.2、満月は2日後)

 今日(11月5日)は旧暦の「うるう9月13日」で「後の十三夜」。今年は旧暦で9月に「うるう月」が入る為、十三夜の月が2回見られる年、171年ぶり! 旧暦の8月15日の「十五夜」だけでなく、旧暦の9月13日の「十三夜」も昔から満月に次いで美しい月とされ、まさにこれから満ちていくさまが縁起が良い月として楽しまれてきた。「十五夜」は中国から伝わったものだが、「十三夜」は日本独自の風習だそうです。 
              
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