2014年 9月23日 晴れ
   大日岳 (2,501m) 
 1週間前、またもフィリピン沖で台風16号が発生した。当初の予報は、24日ごろ富山に最接近し23日は雨。その後、台風16号はフィリピンと台湾の間で停滞、進路も大きく変化し23日(秋分の日)は晴れの予報に変わった。痛めていた腰も完治し体調を整え、前日から持ち物も十分チェックし出発する。
 朝6時、sige10chanを途中迎にゆき神通川左岸を南下、上滝経由で称名滝へ向かう。


  〈行程〉

称名滝駐車場(7:10)・・・大日岳登山口(7:25)・・・猿が馬場(8:00)・・・牛ノ首(8:25)・・・大日平(8:40)・・・大日平山荘(9:20)休憩(9:40)・・・2,200m地点(11:20)・・・大日小屋(12:10)休憩(12:40)・・・大日岳(12:55)休憩(13:15)・・・大日小屋(13:30)・・・大日平小屋(15:00)・・・登山口(16:55)・・・称名滝駐車場(15:05)
 朝5:55 僧ヶ岳付近の峰から朝日が昇る。車を運転する顔の左側に暖かさを感じる。
 
 猿が馬場から少し登ると弥陀ヶ原越しに薬師岳が顔を出す。8:00 牛ノ首に到着、細尾根を慎重に登る。

 7:05 称名滝道路の入口の桂台のゲートを通過し、称名滝駐車場に駐車する。駐車場でtakagiさんと合流し、大日岳の登山口に向かう。

 7:25 称名滝に向かう舗装された道から登山道へ入り、ジグザグに折れた登山道を進むと徐々に急登に変わり、途中登山道をふさぐ大きな倒木を避けて進む。8:00 猿が馬場のベンチで5分ほど休憩し
先を急ぐ。8:25 牛ノ首(標高1,470m)は、幅1mほどの細尾根と急なハシゴや岩に掘られた階段が続くので足元に注意して進む。

 8:40 急な木の階段を登り切ると、木道が敷かれた大日平に出る。緩やかに伸びた木道の先に大日平山荘がある。
 9:20 登山口から2時間ほどで大日平山荘(標高1,765m)に到着する。軽い食事の後、山荘の裏に回り称名川に落ちる不動の滝を眺める。

 9:40 大日岳に向け進む。初めは緩やかな木道だが、標高1,800mを過ぎた地点から、岩の積み重なった急登の道へと変化し、足への負担が増していく。
 11:25 何度か沢を横切り標高2,250mを超え、後ろを振り向くとバス道路が刻まれた弥陀ヶ原、そして薬師岳とその後に連なる北の俣岳や黒部五郎岳など岐阜県側の山波も見ることが出来た。

 標高2,300mを超え稜線を南に巻いて登ると、稜線に大日小屋が見えてくる。12:10 大日平山荘から2時間半で大日小屋(2,430m)に到着し、小屋の前から青空を突き刺すように立つ剣岳がよく見える。


 牛ノ首は急なハシゴや岩に掘られた階段が続き、最後に急な木の階段を登りきると大日平へ続く木道に変わる。
  大日平から木々が色づき始めた弥陀ヶ原越しに、薬師岳の雄姿が見える。
  木道を進むと大日平山荘が有り、通る登山者はテラスで思い思いに休憩を取る。
 標高が高くなると、弥陀ヶ原や薬師岳と岐阜県側に連なる山々が見えてくる。2,300mを超え稜線を南に巻いて登ると稜線に建つ大日小屋が見えてくる。
 鍬崎山方向には金剛堂山や人形山、白山の山容をも見ることが出き、北西の方向には富山平野から富山湾をも見ることが出来た。
 大日小屋の前から奥大日岳越しに、青空を突き刺すように立つ剣岳がクッキリと見える。
 北の方角には毛勝三山(猫又、鎌谷、毛勝)と、その奥に駒ヶ岳や僧ヶ岳、烏帽子山をも見ることが出来た。
 大日岳の頂からは奥大日岳越しに立山や浄土山から薬師岳に連なる山々をも見渡すことが出来た。
                                                              大日岳からのパノラマ

 12:40 剣岳を正面にして昼食を取った後、荷物を小屋のベンチに残し空荷で大日岳の頂に向かう。大日小屋から山頂までは15分ほどだが足の疲れもピークに達し、途中休憩を取りながら登る。12:55 漸く大日岳山頂(2,501m)に辿りついた。
 大日岳山頂からは360度遮るものがない。大日小屋からは奥大日岳に隠れていた立山三山や浄土山から薬師岳に連なる山々も一望でき、鍬崎山方向には石川県の白山までも見ることが出来た。

 13:30 大日小屋に置いた荷物を取り、下山を開始するが、桂台のゲートの閉門時間(午後6時)を気にしながら下りると、どうしても急ぎ足になる。途中、右足の太ももに痛みが走り、軽い痙攣を起こしそうになる。ポールを使い足への負担を軽減し、ゆっくりした速度で下山と続け大日平山荘には15:00、大日小屋から1時間半で下山する。大日平山荘のベンチで10分ほどの休憩を取り、下山を開始し登山口には16:55に到着する。結局、大日小屋から休憩を含め約3時間30分で下山、ゲートの閉門時間に余裕で間に合った。
      

 標高差1,500m(積算標高差2,000m)の日帰り登山は、今の自分の足(体力)にはちょっと厳しいのかもしれない!
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