2014年 7月16日 曇り/雨、17日 雨/晴れ 
   燕岳(2,762m)と燕山荘

  以前テレビか雑誌で、泊まってみたい山小屋No.1「燕山荘」の紹介を見て以来、女房を連れて行くならばこの山小屋と思い4月初旬に個室を予約し、
  漸くその日が来たが天候が心配! それに加え出発の前日、9年乗った愛車が突然のトラブル(ダイナモが故障)に、急遽代車を借りる事に!
  届いた代車は、ほぼ新車のポルテ4WD。試乗車にでも使っていたのか、今年3月の登録で走行距離は663Km。

  前日(7/15)の昼に出発、松本に前泊し朝4時にホテルを出発、近くのコンビニでパンとおにぎりを買い中房温泉へ向かう。安曇野市穂高有明から
  県道中房線に入り、中房温泉までは約13Km、細く曲りくねった道が続く為運転に注意が必要だ!
  

〈行程〉
 7月16日(水)
  第一駐車場(6:00)・・・中房温泉燕岳登山口(6:15)・・・第一ベンチ(7:05)・・・第二ベンチ(7:45)・・・第三ベンチ(8:25)・・・富士見ベンチ(9:15)・・・
  合戦小屋(9:55)休憩(10:20)・・・燕山荘(11:35)休憩(13:20)・・・イルカ岩・・・燕岳(13:55)休憩(14:05)・・・燕山荘(14:30)

 7月17日(木)
  燕山荘(7:00)・・・合戦小屋(7:55)休憩(8:05)・・・富士見ベンチ(8:30)・・・第三ベンチ(9:00)・・・第二ベンチ(9:35)休憩(9:45)・・・第一ベンチ
  (10:10)・・・中房温泉登山口(10:45)


 午前6時 第一駐車場には
 約30台が停車。内約10台
 は時間待ちし出発準備中! 
 合戦小屋名物のスイカ  
  1/8切れ800円
 ちょっと高いが元気が出る


7月16日 曇り/雨
 5:30 曲りくねった細い1本道を走り、中房温泉の手前、町営の第1駐車場に到着する。駐車している車は約30台、まだ20台ほどの余裕がある。その内、人が乗っているくるまが10台ほどで、それぞれ出発の準備を行ったいる。6時近くになると1組が出発し、それを見てか次々に出発していく。私たちも丁度6時、中房温泉の登山口に向け出発する。
 登山口からは各ベンチごとに休憩給水を取りながら進み、第3ベンチと富士見ベンチの途中、大町の中学生学校登山の中学2年生150人とすれ違う。
 9:55 駐車場を出て約4時間で合戦小屋に到着、女房は相当ばてている様、すぐさまスイカを買いかぶりつく。美味しく冷えたスイカは疲れとのどの渇きとで、あっと言う間に完食する。

 20分ほど休憩し燕山荘に向う。途中の登山道から見える大天井岳から常念岳に続く稜線には黒い雲がかかり、西側からの強い風が吹いているように見えた。 
 11:35 駐車場を出て約5.5時間で燕山荘に到着する。チェックインを済ませ2階の個室に入る。個室は一人12,300円と2段ベッドより一人2,500円割高だが、十分に満足できる環境にある。腹が空いていたのでコンビニで買ったおにぎりを食べ、その後1階の喫茶ルームで有明山越しの安曇野や松本の景色を眺めながら、生ビールとソーセージ、女房はケーキセットで鋭気を回復させる。
 13:20 少し休んだ後、燕岳山頂へと雨具だけ持って出かける。頂きへ続く登山道にはピンク色の花を咲かせたコマクサ(高山植物の女王)や黄色いシナノキンバイ、白いアオノツガザクラなど多くの山野草が可憐な花を咲かせている。
 


 登山口からすぐに急登が始
 まる。しかし40から50分
 間隔でベンチが設置され、
 コースは整備されている。 
 富士見ベンチ、この方向に
 富士山が見えるはずだが、
 雲が垂れこみ見ることが
 出来なかった。
 
 合戦小屋から緩やかな斜面
 を登ると三角点に出て展望
 が開ける。尾根を離れ斜面
 をトラバース、登山口から
 約5時間で燕山荘に到着。
 
 燕山荘の喫茶ルームで休憩
 窓越しに有明山(2,268m)
 と安曇野の町並みも見るこ
 とが出来た。
      
 
 燕山荘から燕岳の頂の眺め
 すぐ左側奥にに立山連峰を
 見ることが出来る。

 燕岳の頂は畳2枚ほどの広
 さだ。
    
 燕山荘から燕岳の方向を見た時、燕岳の左斜面奥には薄っすらとガスが掛った立山連峰を見ることが出来た。燕岳山頂までの道は、花崗岩の砕けた小さい小石で出来ており滑り易くなっているので注意が必要だ。イルカ岩、メガネ岩などの奇岩を見ながら、30分ほどで山頂直下まで到着する。山頂へはステップが切られた急な石の斜面を登ると、「燕岳 2,762m」と彫られた石がある広さ2〜3畳ほどの頂きに出る。山頂直下の岩かげに雷鳥のつがいも見ることでき、往復1時間ほどの山歩きを楽しんだ。山荘に帰り夕食までのあいだ横になり体を休めていると、4時頃から雨が降り出し山荘の周りは白い雲に包まれてしまった。
 
 6時50分から食堂での夕食、下界と余り変わらない食事に女房も(また来たいと!)満足した模様。砺波市と東京から来た同年代の夫婦と6人で、楽しく話しながら食事をすることが出来た。9時消灯、疲れもあり8時過ぎには床に入り眠りについた。

7月17日 雨/晴れ
 朝、4時45分朝食の予定。(早い? 今日のひのでが4時35分だから山では普通なのか?) 4時に起き部屋の電灯が点くのを待つ。外はまだ暗く、雨が降りガスが掛っている。4時20分に電灯が点き、今日の行動を考えるがお天気次第、他の人の行動も参考にするしかない。5時10分 朝食を済ませ山荘の外に出てみるが、周りは真っ白で何も見えない。早々に下山するグループもあり、私たちも少し休み(コーヒーを沸かして飲み)、ゆっくりと下山することにする。
 7時に下山開始。外気温は9℃、この後の天気が判らないので雨具を着て下山する。7:55 合戦小屋に着いた頃にはガスも晴れたので、雨具を脱ぎ下りる。富士見ベンチ、第3、第2ベンチと順調に下山、第2ベンチ横では荷揚げ用のケーブルでの荷下ろしの荷に追い越される。(ケーブルでの荷揚げ下しは、有明荘横から合戦小屋間の標高差1,000mを、約25分で行き来しているとのこと)
 10:45 燕山荘から中房温泉までを3時間45分で下山し、駐車場まで下り帰り支度をして国民宿舎「有明荘」で風呂(540円/1人:燕山荘の利用者は100円割引)に入り、この2日間の疲れを癒した。                              
                                                   



 

 
     
高山植物の女王
コマクサ
シナノキンバイ
アヲノツガザクラ
山頂直下で見つけた
雷鳥のつがい
イルカの姿をしたイルカ岩
メガネ岩 徐々に風化し
崩れる危険性がある
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