2014年 2月12日 (快晴)
   快晴の上高地 雪上レッキング

  ここ2日晴れの日がが続き、12日も富山、松本、高山も晴れの予報に、意を決して平湯温泉に向かう。5:45 自宅を出発し、8:00 平湯に到着する。
  平湯の気温はマイナス10℃。早く着いたので、窓口で切符(中の湯まで540円)を買い、バスターミナルの奥にある足湯につかり、バスの時間を待つ。
  8:45 松本行きのバスで釜トンネルの入口、中の湯へ。
バスは安房トンネルを通り、10分ほどで中の湯のバス停に到着、10人ほどがバスを降りる。

〈行程〉
平湯温泉バスターミナル(8:45)・・・中の湯(8:55)釜トンネル・・・大正池ホテル(9:55)・・・田代池(10:05)・・・ウエストン碑(10:45)・・・河童橋(11:00)昼食(11:35)・・・明神(12:30)・・・河童橋(13:20)・・・バスターミナル(13:30)・・・大正池(14:15)・・・釜トンネル(14:40)・・・中の湯(15:00)(15:25)・・・平湯バスターミナル(15:35)

6:00 日の出前の  
   立山、剣岳
平湯の朝の気温は  
   マイナス10℃


 8:55 閉ざされたゲートと売店の間を通り、釜トンネルに入っていく。トンネル内は、所々に表示灯はあるがほぼ真っ暗、ヘッドライトが必要だ。ヘッドライトを持っては来たがリュックの底、先行する人がいたので、その灯りを頼りにトンネル内を進む。斜度11度、距離1,300m、気温は低いがトンネルを抜けるころには、体がほてってくる。
 25分ほどで暗闇のトンネルを抜けると、雲ひとつない青空が目に痛い。工事用に除雪された道路を進むと、左手に真白な雪の間から荒々しい岩肌を覗かせた焼岳が顔を見せる。少し進むと「なだれ発生・危険個所」注意の看板があり、思わず斜面を眺める。焼岳を左手に見ながら除雪された道路を進み、カーブを曲がると正面に、雪化粧した穂高連邦の雄姿が目に飛び込んでくる。


 9:45 釜トンネルから20分ほどで大正池手前の分岐に到着、ここから雪道に入るが、雪面は踏み固められ、持って来たスノーシューは必要なく、ツボ足で充分進むことができる。9:55 大正池ホテルの裏側から自然散策路に入り、田代池に向かう。10:15 田代池では霜で雪化粧した木々が、朝の光に照らされ輝く姿と霞沢岳が水面に映る姿が美しい。田代池から穂高の山々を正面に見て、梓川沿いのコースを進むみ、田代橋を渡り梓川の対岸の道を進む。ここからは、梓川をはさんで六百山や霞沢岳の展望が美しい。ウエストン碑を過ぎると、梓川沿いの道は工事中の為通行止め。約15分ほどホテルの裏側の工事車両の通る道を進む。
 11:00 河童橋に到着し「五千尺ホテル」前のベンチに座り、青空に映える焼岳と穂高の山々を見ながら昼食を取る。11:30 これから帰っても、中の湯14:20のバスには余裕がありすぎるためバスを1本遅らせ、15:20のバスに間に合わせるよう、河童橋から3.1km先の明神に向け、小梨平を抜け梓川左岸の道を進む。明神までの道も踏み固められていたが、人通りが少ないせいか所々で足が沈むみ、ゆるい登りも加わり疲れた足に追い打ちを掛ける。

 12:25 明神館前に到着。明神岳五峰が目の前にそびえ、明神岳(2,931m)のピークも顔を覗かせている。明神橋を渡り穂高神社奥宮、そして明神池を通り梓川右岸の道を帰りたかったが、それでは15:20のバスに間に合うはずもない。足の疲れもあり、今来た道を引き返す。13:25 河童橋に到着。中の湯のバス時間まで残り2時間弱、曲がりくねった自然散策歩道を避け、上高地のバスターミナルから夏場にバスが通る道を進むことにする。

 14:15 大正池ホテルに到着。ホテル前の擬木の手すりの上に2匹の猿が、私が近づく事に気にする素振りもなく、日向ぼっこしながら毛づくろいをしている。14:40 真っ暗の釜トンネル内、帰りはひとり。リユックからヘッドライトを取り出しトンネルに入るが、今日は休日でないのに工事用車両が全く通らない。下り坂の車道の真ん中を小走りに進む。15:00 明神から約10Kmの雪道を、2時間半で中の湯に到着する。トンネルのゲエートから30mほど松本よりにあるバス停で、残しておいたおにぎりを食べながら高山行きのバスを待つ。15:26 バスが6分遅れで到着、私より10歳ほど年配の夫婦と私の3人がバスに乗り込み、15:35 平湯温泉バスターミナルに到着する。
 
11%勾配の釜トンネル 大正池ホテル
   
大正池から見た穂高連邦 大正池から見た焼岳
太陽に輝く樹氷と霞沢岳が  
       田尻池に写る
六百山(左)と霞沢岳(右) 河童橋からの穂高連邦 明神館から見た明神岳
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