2013年 7月21日 (晴れ/曇り)
   西穂独標   2,701m 
   今年も立山に登ろうと女房に切り出したが、登ったことのない山を!との希望で、今回は「西穂独標」に決まる。

   ロープウェイに10分ほど乗れば、標高2,156m西穂の展望台まで運んでくれる。雪のある時期、西穂高口駅まで何度も(スキー)来たが
   今回は山登り、西穂山荘から独標まで行くことにする。
   
 5:30 自宅を出発、R41から神岡でR471に入り
   新穂高に向け走らせる。

                   
 
  
                                   
  昨晩、新穂高ロープウェイHPには、第1ロープウェイ
  は機材故障の為 運休の案内があり、車でしらかば平まで
  登る。
 
7:10 第2ロープウェイ駐車場へ入れる。
 8:00 始発のロープウェイ(定員120名)は、ほぼ満員で出発。しらかば平駅(1,308m)から約7分で西穂高口駅(2,156m)に到着する。
  4階の展望デッキに上り、北アルプスの山容を楽しむ。
 8:30 駅の3階から外に出て、千石平園地の樹林をしばらく歩くと登山道のカンバンがある。


  登山道は十分に整備され、快適に林の中を進むことができる。
 所々、林の間から西穂高岳や笠ヶ岳を見ながら進む。
  
   

 
  西穂山荘までの前半は登り下りを繰り返しながら進み、後半は
 急登が続く様になる。
 
 9:40 傾斜が緩くなったと思ったら正面に三角屋根が見えた。西穂高口から1時間半の予定(登山ガイド)が、20分も早く西穂山荘(2,385m)に到着する。
  山荘の前は木を敷きつめた床のテラスがあり、沢山の人が休憩している。少し休憩を取り、10:00 独標に向かう。 
  東邦大学医学部の診療所の横、岩の斜面を登る。

  少し登れば森林限界となり、後方には焼岳、乗鞍岳、
 そして雲の上に頭を出した白山連峰の山々まで望むことが
 出来た。
               
                 

 

  西穂山荘を出発し20分ほどでケルンに、そこから15分
 ほどで丸山に到着する。 
  
  丸山まで来ると視界はすっかり開け、360°の大パノラマを楽しみながら歩く。これから登る稜線の先には目指す独標、その先には尖ったピラミッド
 ピークが一番高く見える。コバイケイソウが咲き誇る大斜面をジグザグに登る。近づくにつれ独標頂上の人影がはっきりしてくる。


  急斜面を登り詰めると尾根は細くなり独標の岩峰が目の前に
 立ちはだかる。

  
   

  実際に取り付くと意外と足場がしっかりしており、それほど
 怖くない。
 
  多くの登山者が登り下りして渋滞し順番待ち。3点支持で一歩一歩確実に登る。 
 11:30 西穂山荘から1時間半で、無事頂上(2,701m)に立つことが出来た。 頂上の岩には11峰の峰番号が記され、西穂高へ10の頂きが続いて
 いることが判る。眼下(1,200m下)には上高地の梓川が見下ろせ、高度感は抜群!
 上高知、梓川の向こうには霞沢岳、六百岳がそびえ、左側には奥穂高岳から前穂高に続く吊尾根にはガスが掛り始める。
 殆どの登山者はここで折り返し、狭い頂上は人口密度が相当高くなる為、写真撮りと昼食とで30分、早々に下山する。

 12:00 登るより下山の方が緊張する。
  頂上から下を見ると、30分前に登ったが岩峰が絶壁に
  見える。
 
          


  頂上から見ると殆ど岩場を垂直に降り様に思える。
  何とか10分ほどで取付きまで降りる。 

   

 13:05 下りは1時間ほどで西穂山荘にたどり着く。


   

 【Track Data】
    距離     7.10km
    沿面距離   7.38km
    所要時間   6時間05分
     休憩時間 1時間20分を除く
    累積標高   769m
    平均速度   1.55km   
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